【成人式】振袖の基本的な立ち居振る舞いをご紹介!
2025年、成人式を迎える新成人のみなさん、おめでとうございます!
あと約1ヶ月でドキドキワクワクされている方も多いのではないでしょうか。
健康管理をしっかりして、ハレの日を迎えてくださいね!
今回は、成人式までに覚えておきたい振袖の基本的な立ち居振る舞い(動き方)をご紹介します。
美しく見せるだけでなく、着崩れ防止にもつながります。
こちらの記事を参考にして、成人式を思い切り楽しんでください♪
振袖について
振袖は、未婚の女性が着る第一礼装。
着物の中で一番格が高いものなのです。
成人式や結婚式などのおめでたいシーンにぴったりの装いです。
振袖と言われる着物が登場したのは江戸時代の頃。
なぜ未婚女性のみが振袖を着るようになったのかというと、振袖には恋愛のサインが隠されていたからです。
江戸時代初期、女性から思いを伝えることがタブーとされていたので、当時の踊り子たちは袖を振ると愛情を示すサイン・袖にすがると哀れみを請うサインとしていました。
これを未婚の女性が真似し、流行したといわれています。
成人式で振袖が着られるようになった理由は主に2つあります。1つ目は、振袖が未婚女性の第一礼装であること。
2つ目が、振袖には「厄をはらって幸せになれるように」という意味が込められているためです。
日本では「振る」という行為に魔を払うという意味があると言われています。そのため、袖の長い振袖を着ることによって厄を払おうということなのです。
昔の歴史や意味を考えながら振袖を着ると、より成人式が楽しめるのではないでしょうか。
覚えておきたい!振袖の基本的な立ち居振る舞い
それでは、振袖の基本的な立ち居振る舞いをシチュエーション別にご紹介していきます!
◉基本の姿勢
振袖を着用するときは、背筋をしっかりと伸ばしましょう。
なるべく良い姿勢をキープすることが大切です。
また、何か動作を行うときは普段よりもゆっくりと行うと綺麗で上品な印象になります。
◉歩き方
振袖を着て歩くときは、洋服のときよりも歩幅を小さくすることを意識しましょう。また、少し内股で歩くと美しく見せることができます。
その際に、右手で軽く着物の端をもつようにして歩くと、裾が広がらずにスマートになりますよ。
草履で歩くのは非常に大変だと思いますが、音をたてないように歩くとよりgoodです!
◉階段の上り下り
階段の上り下りをするときは、体を少しななめにしましょう。
袖を腕に掛け、上前を軽く持ち上げると歩きやすくなります。
ただし、持ち上げすぎてふくらはぎが見えてしまわないように気をつけましょう。
車に乗るとき、まず両袖をきれいに重ね合わせ右手で持ちます。車に乗り込む際は、初めに座席に腰をかけてから体を回転させるようにして乗りましょう。
降りるときは、乗るときとは反対に「足→頭→腰」の順番で車から出ます。
背もたれに体を預けたりすると、帯の形が崩れる原因になってしまうので気をつけてください。
◉手の上げ方
着物は袖口が大きく開いているので、手を上げたときに肘や二の腕が見えないように注意しましょう。
両脇を締め、手首の袖口を軽く押さえながら手先だけ出すと上品なイメージになります。
◉落としたものを拾うとき
落としたものを拾うときにしゃがみこんではいけません。振袖が地面につき、汚れる原因になってしまいます。
袖が地面や床につかないように片手に揃えて持ち、上前を押さえて腰を落としながら拾いましょう。
このときに、体を斜めにすると美しく見えます。
成人式は椅子に座る時間が長いです。
着崩れしない&美しく見せるためにもしっかりと座り方をマスターしましょう。
椅子に座るときは、背筋を伸ばして浅く腰掛けます。深く腰掛けてしまうと、帯がつぶれて着崩れの原因になるのでやめましょう。
また両袖を重ねて膝の上に置くと、袖が地面につかないため汚れません。
◉トイレに行くとき
振袖を着ているときは、洋式のトイレがおすすめです。
まず、振袖のたもとを帯締めに挟みます。次に振袖の裾をまくりあげて腰の位置までもっていき、帯締めの間に挟んでください。
長襦袢も同様に裾を持ち上げて帯締めの間に挟みましょう。
上記のように袖や裾をしっかりまとめてからトイレをすると汚れません。
トイレが終わった後は、長襦袢・振袖・振袖のたもとを一枚ずつおろしていきます。一気にまとめておろそうとすると着崩れの原因になるので丁寧におろしましょう。
手を洗うときは袖口を2~3回折り返して、振袖が濡れないように注意してくださいね。
みなさんいかがでしたか?
成人式は人生の思い出となる日。
今回ご紹介した振袖の基本的な動作を身に着けて、振袖美人を目指しましょう!
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